ブックオフの株を出版社が持つということ

株を持つということは、その会社のオーナーの経営に関わるということですから、ある意味出版社は古本屋さんを経営するということです。

本屋さんに本の販売を委託する立場なのに、直接古本屋さんを経営していいんでしょうか。卸値が新刊本屋さんと古本屋さんで変わるんでしょうか。ブックオフ専用漫画(コンビニ専用漫画みたいな)が売られるんでしょうか。

考えられることとして、ブックオフが一般消費者から本を仕入れて販売する際の利益から、著作権者分の取り分を抜くという考え方もありそうですが、今の価格構造のままならブックオフの利益が単純に減るし、価格転嫁するとブックオフの価格競争力が弱まるということになりますから、難しそうな気もします。

どちらにしても、再販制度の終わりの始まりの予感ですね。


参考:http://www.nhk.or.jp/news/t10015933191000.html